お知らせ

「履き易さ」と「重さ」と「げた物語」のお話

運動靴やビジネスシューズ、ヒールやサンダル、長靴や登山靴、下駄に雪駄ect…。
世の中には様々なたくさんの履物があります。
今から7~80年前までは、日本人はみんな下駄を履いていました。靴箱を未だに下駄箱と呼ぶのも、その名残です。
日本で下駄が履物の主流であった頃、軽い桐下駄などは高級品として扱われていました。
しかし下駄を含め多くの履物は時代と共に進化し、種類だけでなくサイズや形状も劇的に増え、多くのお客様の細かいニーズにも応えてきました。


履物の重さについて

では履物の重さについては考えたことはあるでしょうか?
「履き易さ」と「重さ」には、大きな関係性があります。履物は軽ければ良いというものではありません。

例えば登山靴は、皆さんご存知のように登山というハードな使用に耐えられるように非常に耐久性が高く、丈夫な素材が使われており、靴底もかなり厚みのあるゴムが貼っているため、とても重いです。しかし逆にその重さが、振り子の要領で足が前に行くようになっているのです。


※画像はイメージです

『げた物語』こだわりの重さ

私が毎回ご紹介している「げた物語」は、静岡大学との共同実験により科学的に足にとって一番良いとされる重さにも追求して参りました。
「げた物語」の下駄底に貼ってあるアウトソールを剥がすと、ボコボコと蜂の巣のように穴が空いています。この穴によって最適な下駄の重量を調整しているのです。


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昔、下駄を履いていた年代のご年配のお客様が、店頭に並べてある「げた物語」を手で持って「重い」と言って立ち去って行かれる光景は非常に多く見られます。上記でも述べたように、桐下駄が高級品とされた昔、重い履物は粗悪品という固定概念があるからです。
私はその度にお客様にご説明しておりますが、稀に話を聞いてくださるお客様に試し履きで店内を歩いて頂くと、「軽い!」と言って驚かれます。
どんな靴でも、手で持ったときの重さと実際に履いたときの重さは異なってきます。一番大切なのは、その靴の構造が履く人自身の足に合っているかどうかです。
「げた物語」は〝履く人の足の形に合わせて鼻緒を調整できる〟ようになっているため、フィット感が増し足を包み込むような安定感が得られ、疲れにくい快適な履き心地となるのです。


履物選びのポイント!

「げた物語」だけでなくすべての履物に言えることですが、手に持った時に重いと思っても、実際に履いてみることです。その履物がお客様の足に合っていれば、履いて歩いた時に「軽い」と感じるはずです。
なかなか自分に合う靴が見つからないとお悩みの方は、靴を購入するときの一つのポイントとして、参考になさってみてくださいね。
そして浅草に来る機会がありましたら、雷門から徒歩30秒のところにある「粋れん」というお店に是非お立ち寄りください。
「げた物語」のこだわりの作りと履き心に、きっと驚きと感動を味わっていただけると思います!

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