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『てぬぐい物語』~現在に残る洒落の数々~

職人さんのこだわりの塊…『てぬぐい物語』

『浅草 粋れん』にてお取り扱いしている商品のほとんどは、実用的であることはもちろん、デザイン性に優れているものや遊び心のあるものが中心となっています。
数回にわたってご紹介しております「てぬぐい物語」にも、職人さんの遊び心が詰まったデザインがたくさんあります。今回はその点に注目していきたいと思います。

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手拭いの端から端までこだわりがいっぱい

♦ひつじが百匹
てぬぐい物語の人気デザイン「ひつじが百匹」は、端までじっくり見ていただきたい手拭いのひとつです。
まず目を引くのは無数に描かれた羊たち。数えてみるとちゃんと百匹いるんです。
羊が百匹といえば、眠れないときに羊が柵を飛び越える様子を思い浮かべて、羊が一匹、羊が二匹…と数えているうちに、いつの間にか眠ってしまうと言われています。
実際にこの手拭いをよく見てみると、判で押したようなデザインではなく、一匹一匹全て違う表情をしている羊が集まった柄になっています。ちなみに左上が一匹目で、そのまま順番に右へ向かっていくと百匹目の羊となります。実はここに職人さんの遊び心が隠されています。


並んでいる羊をよく見ると、一匹目からしばらくは羊の顔は上向きで、足元も跳ねているような形になっています。ところが一番右端の百匹目に近づくにつれて、羊の顔は徐々に下向きになり足元も動きが少なくなっていき、ついに百匹目は足を折りたたんで丸くなってしまいます。可愛らしいことに、人の眠気を誘う側の羊自身が眠くなってしまったのです。


 

パッと見はシンプル。よく見ると洒落が効いてる手ぬぐいたち!

♦さより
群れをなして泳ぐ“さより”が整然と並んでいるとても綺麗なデザイン。
あれ? 一匹だけ逆方向を向いている天邪鬼がいますね。


♦ウリとウリ坊
楕円形の縞模様がコロコロ。たくさんのウリ(瓜)かと思ったら、可愛い顔と足が生えてる!?
よく見るとイノシシの子供のウリ坊が紛れ込んでいました。それにしてもそっくり!


♦月とスッポン
「月とスッポン」とは、どちらも同じような丸い形をしていますが、その大きさは比較にならないほど違うため、一見似ているようでその差は非常に大きいことの意味で使われています。こちらの手拭いにも大きく立派な月が描かれていますが…スッポンはどこでしょう?…あ、下の方にちゃんといましたね!大きな対比が面白い一枚です。


♦招き三猫
江戸時代に誕生したと言われている招き猫ですが、一般的に右手を上げていると金運を招き、左手を上げていると人を招いてくれるそうです。金運アップ、千客万来どちらも叶えたい!そんな願いを持つ方は、こちらの「招き三猫」の中央をよくご覧ください。ちゃっかり両方上げている招き猫がいます。最強トリオでたくさんの幸運を招きましょう!


まとめ

上記のようなデザインが、全部で約80種類!
細かい部分にこそこだわりたい職人さんの想いが詰まった「てぬぐい物語」の手拭いは、思わず誰かに見てもらいたくなる楽しい要素が盛りだくさんです。
日々の暮らしにほんの少しのユーモアを加えて、毎日楽しく過ごしていきたいですね!
店頭販売のみの手拭いもございます。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

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